【高濃度ビタミンC点滴】夏の美容法:紫外線から肌を守るビタミンCの活用法

強い日差しが降り注ぐ夏、美肌を保つためには紫外線対策が欠かせません。紫外線はシミやシワの原因となり、多くの人がそのケアに悩んでいます。そこでおすすめなのがビタミンCです。ビタミンCは抗酸化作用があり、紫外線によるダメージを軽減し、肌の健康を保つ効果が期待できます。ビタミンCの効果を最大限に発揮する方法として、高濃度ビタミンC点滴がおすすめです。食事やサプリメントなどに加えて点滴を受けることで、肌の内側からしっかりとケアすることができます。夏の日差しから肌を守り、美肌を維持するために、日常的にビタミンCを取り入れましょう。

ここでは高濃度ビタミンC点滴の効果について詳しくご紹介します。

夏の紫外線は要注意!紫外線ストレスから肌を守りたい


肌にさまざまな影響を与える紫外線。特に夏は太陽の位置が高くなり、紫外線の強度が増します。これにより、肌に与える影響も強くなります。また、日照時間が長く、直射日光が多くなるため、肌にダメージを与えるUVBやUVAが日焼けや肌のトラブルの原因となります。また、水辺や砂浜などの場所では、紫外線が地面や水面に反射し、肌に追加の曝露をもたらします。これにより、肌への影響が増大します。

一定量の紫外線はビタミンDの生成に必要不可欠ですが、過剰な紫外線曝露は肌に悪影響を及ぼします。紫外線の一種であるUVBは肌の表面にダメージを与え、日焼けや赤みの原因となります。
また、UVAは肌の奥深くに浸透し、シミやシワの形成を促進します。これらの影響を軽減するためには、適切な紫外線対策が必要です。日焼け止めや帽子、長袖の着用などの外部対策とともに、ビタミンCの摂取も効果的です。ビタミンCは抗酸化作用があり、紫外線による肌の酸化を防ぎ、シミやシワの予防に効果が期待できます。紫外線から肌を守り、健康的で美しい肌を保つためには、紫外線対策とビタミンCの摂取を組み合わせることが重要です。

ビタミンCに期待できる紫外線対策


ビタミンCは、紫外線対策において重要な役割を果たす成分です。その効果についてみていきましょう。

抗酸化作用: ビタミンCは、高い抗酸化作用を持つことでも知られており、肌に与えられる紫外線のダメージから守ります。紫外線は肌の酸化を促進し、それによりシミやシワの原因となります。ビタミンCはこの酸化反応を抑制することで、肌を守ります。

メラニン生成抑制: 紫外線によって刺激されるメラニンの生成を抑制する働きがあります。メラニン生成は肌を守るための自然な防御反応ですが、過剰に生成されるとシミや日焼けの原因となります。ビタミンCはその抗酸化作用によってメラニンの生成を調節することで、シミの予防・改善(美白作用)の役割も果たします。

コラーゲン生成促進: ビタミンCはコラーゲンの生成に必要不可欠な栄養素です。紫外線によってコラーゲンが破壊されると、肌の弾力性やハリが失われ、シワやたるみが生じます。ビタミンCの摂取によって、コラーゲン生成が促進されることで、肌の修復力が高まり、弾力のある健康的な肌を維持できます。

炎症の軽減: 紫外線によって肌が炎症を起こすことがありますが、ビタミンCは炎症を軽減し、肌の状態を安定させます。これによって肌の赤みや腫れを抑え、快適な状態を保ちます。

ビタミンCは紫外線対策において多角的な効果を持ち、肌を健康で美しい状態に保つのに役立つ重要な成分なのです。


ビタミンCを効率よく摂りたい!おすすめは高濃度ビタミンC点滴


夏の紫外線から肌を守るためには、日常的にビタミンCを摂るのが理想的。しかし、一般的なビタミンCのサプリメントは吸収率が低いのが難点で、多量に飲んでも吸収されずにお腹をこわしてしまうこともあります。
そこで、効率よくビタミンCを摂取するためにおすすめなのが「高濃度ビタミンC点滴」です。

高濃度ビタミンC点滴は、直接静脈内にビタミンCを投与することで、体内に効率的にビタミンCを補給する方法です。その特徴とメリットをご紹介します。

高い吸収率: 高濃度ビタミンC点滴は、消化器官を通過することなく直接血液中に注入することにより、経口摂取の数十倍~百倍以上の量を血管内に行き渡らせるため、経口摂取とは異なるレベルの作用・各種疾患の予防や、より高いレベルの美容・アンチエイジング効果が期待できます。

即効性: <点滴によるビタミンC補給は、即座に体内に吸収されるため、効果が早く現れます。特に疲労回復や免疫力向上など、即効性が求められる場合にも有効です。

大量の投与が可能: 点滴では、一度に大量のビタミンCを体内に投与することができます。10gもしくは100g以上など、目的に応じて通常の経口摂取では難しい量を確実に摂取することができます。

消化器系の負担が軽減される: 経口摂取に比べ、消化器系への負担が軽減されます。特に胃腸の不調や吸収障害がある場合は点滴が効果的です。

喫煙者、ストレスにさらされている人は、ビタミンCが失われやすいので、より積極的にビタミンCを摂取する必要があります。例えば、タバコ1本で大体25mgのビタミンC破壊されると言われています。そのため、喫煙者は通常よりも多くのビタミンCを摂取することをおすすめします。

【ビタミンC】点滴とサプリメントの違いは【血中濃度は数十倍!】

高濃度ビタミンC点滴ってどんな治療法なの?



高濃度ビタミンC点滴は、副作用のない体にやさしい治療法で、最先端のアンチエイジング治療としても注目されている治療法です。25gを投与することで、レモン1200個分のビタミンCを細胞に届けることが可能です。 美肌・アンチエイジング目的においては、一般的に10gから25g程度のビタミンCを、30分~1時間程度かけて点滴します。

投与量はそのときの体調やお悩み、めざす美しさやアンチエイジングのレベル、その他の希望によってクリニックの先生と相談するのが良いでしょう。

効果には個人差がありますが、すぐ体感する人もいます。継続的治療が効果的ですので担当の先生に相談してください。週1〜月1回ほどの頻度で点滴を行うのがおすすめです。

■他にもビタミンCの抗酸化作用により、さまざまな予防や治療にも効果が期待できるのでこちらの記事も参考にしてください。

【アンチエイジング】若さの秘訣!点滴療法で年齢に負けない体作り
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「高濃度ビタミンC点滴」副作用は?注意すべきことはある?


ビタミンCは安全性の高い栄養素なので、大きな副作用の報告はありませんが、注意が必要な点があります。下記をご確認の上、疑問点がある場合は主治医にご相談ください。

・G6PD欠損症という赤血球膜の遺伝性酵素異常がある方は治療を受けることができません。G6PD欠損症がある場合は必ず主治医に告げてください。 点滴療法研究会会員クリニックは、25g〜50g以上のビタミンC点滴を行う前に必ずG6PDの検査を実施しています。
 
・腎不全で透析中の方はこの治療を受けることはできません。心不全、大量の腹水、強い浮腫のある方は、点滴で水分を血管内に入れることで病状の悪化を来す恐れがあるため、この治療ができない場合があります

・健康保険の対象外となります。

・薬との併用については主治医とご相談ください。

・その他以下の場合も主治医とご相談ください。
 重篤な体調不良や持病がある場合。妊娠中の女性、子供

・クリニックが適切な薬剤を使用しているか確認してください。
 高濃度ビタミンC点滴(ビタミンC6g以上)では、防腐剤の入っていない、安全なビタミンC注射薬の使用を推奨しています。例えば、日本の保険診療などで一般的に使用される1本2gのビタミンC製剤の場合、50gの点滴をする場合は25本必要になります。つまり、防腐剤も25本分体内に入れることにもなります。比較的安い料金のビタミンC 点滴の場合、国産の防腐剤入りのビタミンC注射薬を使用していることがあるので注意しましょう。費用は比較的安くすみますが、健康と安全を考えれば防腐剤入りのビタミンC製剤を使うことはできません。残念ですが、いまだ防腐剤の入っているビタミンC注射薬を使用しているクリニックがあります。点滴前に使用しているビタミンC注射薬について必ず確認しましょう。

・適切に保管・輸送された薬剤を使用しているか確認してください。
 高濃度ビタミンC点滴療法に使用する液体のビタミンCは、温度の変化に対しても不安定で壊れやすくできています。このため、クリニックでは点滴用ビタミンC製剤を冷蔵庫で保管しなければなりません。アメリ カ薬局方が定めた基準(USP基準)によれば、注射用ビタミンC製剤は、生産・出荷されてから点滴として使用される直前まで、常に2〜8℃の冷蔵庫で管理するように決められています。点滴を行う当日になって初めて 室温に戻します。温度変化や日光に弱く、デリケートに取り扱わなければならない繊細な薬剤なのです。

 最近では、防腐剤の入っていない国内産のビタミンC注射薬も生産されています。品質管理の徹底がなされていれば、推奨する海外のビタミンC注射薬同様、高濃度ビタミンC点滴療法に使用できます。使用している製 剤の種類や保管方法に関して、点滴を受ける前に必ず主治医に確認しましょう。

【ビタミンC点滴】ここをおさえて!良いクリニックの選び方4選

・点滴の際に、針を刺した部位の痛みや内出血が起きる場合がありますが、軽度な場合は短期間で改善するので問題ありません。点滴が始まって強い痛みがある場合は、薬剤が血管の外に漏れている可能性があるので、すぐに医師やスタッフに伝えるようにしましょう。

また、ごく稀に、血管痛を予防する成分を配合しないなど、正しい施術方法を知らずに点滴をしているクリニックも存在します。

点滴療法研究会では、点滴の講習を提供し、必要な知識を持った上で点滴を行うように、会員医師と共に取り組んでいます。

点滴もサプリメントも、指導してくれるクリニック選びが大切



ビタミンCをサプリ等で経口摂取するのと、点滴により血管内に取り込むのでは、血中濃度で10から100倍以上と大きな差があります。ビタミンC血中濃度を飛躍的に上昇させると、短時間で全身に行き渡り、高い抗酸化作用が得られ、美肌やアンチエイジングなどの美容効果、疾患予防、身体機能の改善に効果があります。点滴の回数を重ね、血中濃度を保っていくことが美容と健康の維持につながります。また、点滴をうけられない間のホームケアとして、栄養豊富な食事やサプリメントで補充することもおすすめです。

強い日差しが降り注ぐ夏、美肌を保つための紫外線対策に強力な味方になる高濃度ビタミンC点滴。美容や健康のために、高濃度ビタミンC点滴を活用して、内側から美しい肌を手に入れましょう。

点滴療法研究会ホームページのクリニック検索をぜひご活用ください。

この記事の監修医師

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