そんな時におすすめなのが「高濃度ビタミンC点滴」です。美容と健康の両面で効果が期待されるこの施術は、自分をいたわる贅沢なひとときとしてぴったり。今回はその魅力をたっぷりとご紹介します。
Contents
高濃度ビタミンC点滴とは?
高濃度のビタミンC点滴とは、ビタミンCの抗酸化作用、コラーゲン生成の促進やメラニン生成の抑制作用に着目した点滴で、美容やアンチエイジングを目的に行うことができます。
厚生労働省が設定した食事からの摂取目安量(100mg)の100倍以上のビタミンCを点滴によって直接静脈に投与することで、血液中のビタミンC濃度を一気に高めることができます。
ビタミンCは人間の体に必要不可欠な栄養素で、安全性が高く、副作用が非常に少ないのも特徴です。
点滴により高用量のビタミンCがすばやくに全身に行き渡り、血中のビタミンC濃度を高めることで、経口摂取とは異なるレベルの様々な薬理学的効果が期待できます。高濃度ビタミンC点滴は、からだの中から細胞レベルで若さと美しさを目指すアンチエイジング治療なのです。
高濃度ビタミンC点滴の嬉しい効果
1.美肌効果
ビタミンCはコラーゲン生成を助け、肌のハリや潤いをサポートします。健康的な皮膚や血管・筋肉・骨などを作るのに、コラーゲンは欠かせません。コラーゲンを構成するアミノ酸の生成にはビタミンCが必須。ビタミンC点滴によってコラーゲンの生成を促進することで、肌のハリや弾力を保つことができます。また、ビタミンCの抗酸化作用が、酸化ストレスに弱いコラーゲンを保護することで、肌を日々のダメージや老化から守る効果があります。また、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑える働きもあるため、美白効果も期待できます。
2.抗酸化作用
ビタミンCは、高い抗酸化作用を持つことでも知られており、老化や心臓病・がんなどの生活習慣病を誘発する活性酸素を除去することができます。美容においては、活性酸素から肌を守り、過度な皮脂の分泌を抑制するので、肌の老化予防や、ニキビの予防・改善にも効果が期待できます。3.免疫機能向上
ビタミンCはリンパ球の働きを活性化させ、抗ウイルス作用を持つインターフェロンの生成を促進します。その結果、免疫機能を向上させることでウイルスなどによる感染症の予防効果が期待でき、風邪や感染症対策として年末年始の忙しい時期に最適です。4.疲労回復
ビタミンCは、活性酸素に対する抗酸化作用により疲労回復を早めます。また、私たちのからだは、ストレスによってビタミンCを消費してしまうため、活性酸素が蓄積しやすくなります。ビタミンCの摂取は、ストレスによる体への悪影響を軽減する助けになります。5.抗アレルギー作用
ビタミンCの抗ヒスタミン作用により、アレルギー疾患の緩和が期待できます。6.生活習慣病予防
ビタミンCは、動脈硬化を促進する過酸化脂質の生成を抑制し、血中コレステロール値を低下させる作用があります。糖尿病の方はビタミンCを補給することで血糖値の改善も期待できます。また、歯肉・粘膜の強化や歯周病の予防にも効果的なので、口腔内の健康維持にもおすすめです。点滴とサプリメントの吸収率の違いに関しては下記の記事も参考にしてください。
リンク先
【ビタミンC】点滴とサプリメントの違いは【血中濃度は数十倍!】
なぜ「ご褒美」に高濃度ビタミンC点滴が最適なのか?
贅沢なリラクゼーションタイム
高濃度ビタミンC点滴は、比較的クリニックの静かな環境で施術を受けるので、日常から離れた癒しの時間を過ごせます。施術中はリクライニングチェアに座りながら、ゆったりと読書や音楽を楽しむことも可能です。クリニックによって環境は様々なのであらかじめHPなどで確認することをおすすめします。即効性のある効果
施術後すぐに肌の潤いや、体が軽く感じたりする即効性が魅力です。「頑張った自分へのプレゼント」として、目に見える変化を実感できるのは嬉しいポイントです。ただし、体感は個人差があります。継続的に受けることで効果が期待できるため、無理のない頻度で始めてみましょう。特別感のある体験
通常のスキンケアやマッサージとは異なり、医療的なアプローチで健康と美容をサポートする点滴は、特別感が一段と高まります。実際に施術を受けた人の声
Aさん(30代・会社員)
「仕事のストレスが溜まり、肌荒れが気になっていましたが、高濃度ビタミンC点滴後は肌に潤いが!翌日の朝は肌にモチモチ感があり、目覚めもスッキリしました。」
Bさん(40代・主婦)
「年末の忙しさで体調を崩しやすいのですが、高濃度ビタミンC点滴を受けたおかげで風邪をひくことなく過ごせました。1時間ほどで終わるので、家事の合間に通いやすいのも嬉しいです。」
Cさん(50代・経営者)
「毎日忙しい中で、自分をリフレッシュさせる貴重な時間になりました。体が軽くなり、年齢を感じさせない健康維持のために続けていきたいと思います。」
おすすめのタイミングと頻度
年末年始やイベント前に
1年の疲れを癒す年末年始や、大切なイベント前の肌コンディションを整えたい時に最適です。特に結婚式やパーティーの準備中の方にはおすすめです。確かな効果を得るためには継続的な施術が必要なので、「イベント前の1か月」等の期間を決めて、集中的に点滴を受けてみてはいかがでしょうか。
月1回のメンテナンス
美容と健康を維持するために、月に1回程度のペースで続ける方も多いです。定期的に取り入れることで、より安定した効果が期待できます。
疲れた時や体調の変化を感じた時に
忙しい日々や季節の変わり目で、体がだるく感じたり、なんとなく調子が上がらないときはありませんか?高濃度ビタミンC点滴は、疲労感が抜けない方や、体調維持に力を入れたい方におすすめのケア方法です。週に1回~2週間に1回のペースで受けると、疲労回復や体調管理に効果を実感しやすいとされています。体調の変化が気になるときは、医師や専門家に相談しながら、自分に合ったスケジュールを決めてみてください。
大切な体のリズムを整えるために、ひとつの選択肢として点滴を受けてみてはいかがでしょうか。
高濃度ビタミンC点滴ってどんな治療法なの?
高濃度ビタミンC点滴は、副作用のない体にやさしい治療法で、最先端のアンチエイジング治療としても注目されている治療法です。25gを投与することで、レモン約1200個分のビタミンCを細胞に届けることが可能です。
美肌・アンチエイジング目的においては、一般的に10gから25g程度のビタミンCを、30分~1時間程度かけて点滴します。
投与量はそのときの体調やお悩み、めざす美しさやアンチエイジングのレベル、その他の希望によってクリニックの先生と相談するのが良いでしょう。
効果には個人差がありますが、すぐに体感する人もいます。継続的治療が効果的ですので担当の先生に相談してください。週1〜月1回ほどの頻度で点滴を行うのがおすすめです。
■他にもさまざまな嬉しい効果が期待できるのでこちらの記事も参考にしてください。
リンク先
【アンチエイジング】若さの秘訣!点滴療法で年齢に負けない体作り
美肌・アンチエイジングに効果あり!【高濃度ビタミンC点滴】とは?
【ビタミンC】風邪の予防から回復促進まで!おすすめは「高濃度ビタミンC点滴」
歯周病や口臭にも効果有!ビタミンC点滴でお口から健康を見直す
【医師監修】がん治療法の新たな選択肢「高濃度ビタミンC点滴」とは
【高濃度ビタミンC点滴】医師が勧めるあきらめない「がん治療」
自宅でできるセルフケアとの併用もおすすめ
高濃度ビタミンC点滴の効果をさらに高めるために、自宅でのケアを併用するのも良い方法です。
ビタミンCを含む食品を摂取
例えば、オレンジやキウイフルーツ、赤ピーマンなどの食材を意識的に食事に取り入れましょう。フルーツは糖分も多いので、過剰にならないように注意しましょう。
ビタミンC配合のスキンケアアイテムを活用
点滴による内側からのケアに加えて、外側からのケアで相乗効果を狙うのもおすすめです。
ビタミンCサプリメントを活用
点滴をうけられない間のホームケアとして、サプリメントで補充することもおすすめです。
「高濃度ビタミンC点滴」副作用は?注意すべきことはある?
ビタミンCは安全性の高い栄養素なので、大きな副作用の報告はありませんが、注意が必要な点があります。下記をご確認の上、疑問点がある場合は主治医にご相談ください。
・点滴の際に、針を刺した部位の痛みや内出血が起きる場合がありますが、軽度な場合は短 期間で改善するので問題ありません。点滴が始まって強い痛みがある場合は、血管から薬 剤が漏れている可能性があるので、すぐに医師やスタッフに伝えるようにしましょう。
・G6PD欠損症という赤血球膜の遺伝性酵素異常がある方は治療を受けることができません。G6PD欠損症がある場合は必ず主治医に告げてください。点滴療法研究会会員クリニックは、25g〜50g以上のビタミンC点滴を行う前に必ずG6PDの検査を実施しています。
・腎不全で透析中の方はこの治療を受けることはできません。心不全、大量の腹水、強い浮腫のある方は、点滴で水分を血管内に入れることで病状の悪化を来す恐れがあるため、この治療ができない場合があります。
・健康保険の対象外となります。
・薬との併用については主治医とご相談ください。
・その他以下の場合も主治医とご相談ください。
重篤な体調不良や持病がある場合。妊娠中、授乳中の場合。
・クリニックが適切な薬剤を使用しているか確認してください。
高濃度ビタミンC点滴(ビタミンC6g以上)では、防腐剤の入っていない、安全なビ タミンC注射薬の使用を推奨しています。
例えば、日本の保険診療などで一般的に使用される1本2gのビタミンC製剤の場合、50gの点滴をする場合は25本必要になります。つまり、防腐剤も25本分体内に入れること にもなります。比較的安い料金のビタミンC点滴の場合、国産の防腐剤入りのビタミンC 注射薬を使用していることがあるので注意しましょう。費用は比較的安くすみますが、健 康と安全を考えれば防腐剤入りのビタミンC製剤を使うことはできません。
残念ですが、いまだ防腐剤の入っているビタミンC注射薬を使用しているクリニックが あります。点滴前に使用しているビタミンC注射薬について必ず確認しましょう。
・適切に保管・輸送された薬剤を使用しているか確認してください。
高濃度ビタミンC点滴療法に使用する液体のビタミンCは、温度の変化に対しても不安 定で壊れやすくできています。このため、クリニックでは点滴用ビタミンC製剤を冷蔵庫 で保管しなければなりません。アメリカ薬局方が定めた基準(USP基準)によれば、注射 用ビタミンC製剤は、生産・出荷されてから点滴として使用される直前まで、常に2〜8℃の冷蔵庫で管理するように決められています。点滴を行う当日になって初めて室温に戻します。温度変化や日光に弱く、デリケートに取り扱わなければならない繊細な薬剤なのです。
最近では、防腐剤の入っていない国内産のビタミンC注射薬も生産されています。品質管理の徹底がなされていれば、推奨する海外のビタミンC注射薬同様、高濃度ビタミンC点滴療法に使用できます。
使用している製剤の種類や保管方法に関して、点滴を受ける前に必ず主治医に確認しましょう。
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【ビタミンC点滴】ここをおさえて!良いクリニックの選び方4選
また、ごく稀に、血管痛を予防する成分を配合しないなど、正しい施術方法を知らずに点滴をしているクリニックも存在します。
点滴療法研究会では、点滴の講習を提供し、必要な知識を持った上で点滴を行うように、会員医師と共に取り組んでいます。
信頼できるクリニックを選ぶ
高濃度ビタミンC点滴は医療行為です。点滴療法を受ける際に大切なのはクリニック選びを慎重に行うことです。安全に施術を受けるためには、経験豊富な医師やスタッフがいるクリニックを選びましょう。おなじ点滴療法を謳っていても、製剤の選び方・管理状態によって正しく効果が出ないこともあります。
ホームページ上に点滴の内容が詳しく掲載されていなければ、不明点は必ず医師に確認しましょう。質問にきちんと答えてくれない、予算を無視した提案をするなど、納得できない点があるクリニックは避けたほうが良いです。
施術前にしっかりとカウンセリングを受け、自分の体調や目的に合ったプランを相談することが大切です。
点滴療法のクリニック選びには、点滴療法研究会が発行している認定医資格も参考になります。点滴療法の正しい提供方法など複数の講座を受講した上で試験に合格したクリニックだけが与えられる認定医。クリニック選びに迷った場合は認定医資格をもつ医師、歯科医師のクリニックから選ぶのが安心です。
点滴療法研究会ホームページのクリニック検索をぜひご活用ください。
まとめ
高濃度ビタミンC点滴は、美容と健康を同時に叶える贅沢なご褒美です。忙しい日々を送る中で、頑張った自分に特別なケアをしてあげることで、心も体もリフレッシュできるでしょう。ぜひ、この年末は高濃度ビタミンC点滴で、贅沢なひとときを体験してみてください。