この記事では、栄養素を直接血流の中に入れることにより、エネルギー効率や細胞の機能を改善し、うつや不眠症などの症状を軽減する効果が期待できる治療法、マイヤーズカクテル点滴について解説します。
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うつ・不眠症とは
うつ(うつ病)とは、精神的な疾患の一つで、一時的な気分の落ち込みから、持続的な抑うつ症状などが広く「うつ」と呼ばれています。主な症状には、深い悲しみや無気力、興味喪失、睡眠障害、食欲変化、自己評価の低下などが含まれます。これらの症状が日常生活に重大な影響を及ぼし、社会的、職業的な機能を妨げることがあります。
うつ病の原因は複雑で、生物学的、遺伝的、心理社会的要因が影響します。適切な治療が必要で、一般的な治療法には心理療法(認知行動療法や対人療法など)と抗うつ薬の使用が含まれます。うつ病の症状の軽減と生活の質の向上には早期発見と適切な治療が有効ですので、早めに医師や精神保健専門家の指導を受けることが大切です。
日本では、約100人に6人が生涯のうちにうつ病を経験しているという調査結果があります。
また、発症の確立は女性の方が男性よりも1.6倍ほど多く、妊娠や出産、更年期など、ライフステージとの関連も深いと言われています。
<国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所>
不眠症とは、十分な睡眠を取れない状態を指す睡眠障害の一つです。主な症状には寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝早く目が覚めるなどがあります。十分な睡眠がとれないことにより日中の機能や注意力に影響が出ます。不安、ストレス、薬物乱用、生活習慣の乱れなどが原因となることが多いと言われています。治療にはカウンセリング、薬物療法、生活習慣改善が用いられます。
成人の約30~40%の人が何らかの不眠症状にあり、男性より女性に多いと言われています。そのうち慢性不眠症は約10%です。年齢別では60歳以上において半数以上の人が不眠症であるというデータもあり、不眠症は加齢にも関係すると考えられています。
<厚労省 生活習慣病予防のための健康情報サイト>
うつ・不眠症の治療法は
うつ病と不眠症の治療法にはいくつかのアプローチがあります。
心理療法: 認知行動療法(CBT)は、うつ病と不眠症の両方に効果的です。負の思考パターンを変え、ストレス管理スキルを向上させることを目的とした治療を行います。
薬物療法: うつ病の場合、抗うつ薬が処方されることがあります。選択肢はさまざまで、医師は患者の症状に合わせて最適な薬を選定します。不眠症の場合、睡眠薬や抗不安薬が一時的に使用されることもありますが、短期間の使用が勧められます。
生活習慣改善: 健康的な食事、運動、規則的な睡眠習慣を取り入れることが重要です。カフェインやアルコールの摂取を制限し、ストレスを軽減するリラクゼーション技法も有益です。
社会的サポート: 家族や友人とのコミュニケーションやサポートは、回復プロセスに役立ちます。サポートグループに参加することも有用です。
上記の通り、うつや不眠症には、様々な治療法があります。また、生活習慣を改善することで、治療だけでなく、心と体をうつや不眠症になりにくい状態に整えることができます。
しかし、自分にとって最適な治療法が見つからないケースや、最適な生活習慣を実践することが難しく、悪化や再発に悩んでいる人も多いのが現実です。
本記事では、うつや不眠症のリスクを高める栄養に焦点を当てた予防・治療法、マイヤーズカクテル点滴について解説します。日々の食事などに加えて取り入れることで、体内の栄養バランスを整え、ストレスの軽減や、うつや不眠症の改善に効果が期待されます。
マイヤーズカクテル(ビタミン・ミネラル)点滴とは?
マイヤーズカクテルは2000年代より欧米の統合医療クリニックで標準治療として行われているビタミン・ミネラル点滴で、海外の自然療法、アンチエイジングを目的としたクリニックでは定番の点滴療法です。マイヤーズカクテルの様々な病気に対する効果が各国の医学専門誌に発表され、有効性が実証されています。
マイヤーズカクテル点滴は、人間のからだに必要とされるビタミンやミネラルを中心に、ビタミンB1、B2、B3、B5、B6、B12、ビタミンC、マグネシウム、カルシウム等の栄養素を血管から点滴で直接入れる治療法です。点滴で取り入れることにより急速に血中濃度が高くなり、細胞を活性化させたり免疫力を高めたりすると、さまざまな薬理学的作用がでます。
栄養療法なので、他の病気の兼ね合いで薬の飲み合わせができない方も治療を受けることができます。
なぜうつ・不眠症にはマイヤーズカクテル点滴がいいの?
人間のからだを作る細胞が健康に活動するためには様々な栄養素が必要です。栄養の偏りは、からだの不調やアレルギーの原因になります。また自己治癒力も低下し、病気も治りにくくなります。なかでもビタミンやミネラルは細胞の健康なはたらきに欠かすことはできません。
偏食やストレスが原因で悪化するうつ症状や不眠症に対して、できるだけ薬に頼らずに改善したい、もしくは症状が出る前に予防したい、という方には特にマイヤーズカクテル点滴がおすすめです。
マイヤーズカクテル点滴
【花粉症】点滴療法でアレルギー反応を和らげる!
【マイヤーズカクテル点滴】倦怠感・疲労回復に栄養補給!
うつ・不眠症改善効果を高める「マイヤーズカクテル点滴」はこんな人におすすめ
✓不安、うつ症状がある
✓病気ではないけど体がだるい
✓慢性的に疲れがとれない
✓寝つき・寝起きが悪い、不眠
✓食欲がない
✓ストレスによる体調不良が続いている
✓めまいやたちくらみがある
など
うつ・不眠症にはどれくらいで効果がでるの?持続期間は?
うつ・不眠症対策としておすすめのマイヤーズカクテル点滴。受けてみたいけど、効果を感じるまでにどれくらい時間がかかるのか、何回くらい点滴をする必要があるのか、気になるという人も多いのではないでしょうか?
効果を感じるまでの期間や、効果の持続期間は、人によって異なるというのが実際です。早い人では、点滴を受けている最中から体調の改善を感じる人もいますが、数回の点滴を受けてやっと症状が改善した、という人もいます。
症状にもよりますが、まず1週間に1回~2回を、1ヶ月継続的に続けるのが良いと言われています。症状の改善が見られたら主治医の先生と治療計画を相談するのも良いでしょう。継続することでうつや不眠症の中長期的な改善が期待できます。
また、点滴に加えて毎日の食事の見直しや、サプリメントによる栄養補給を同時に取り入れることで、マイヤーズカクテル点滴のうつ・不眠症対策効果が継続しやすくなります。
「マイヤーズカクテル点滴」副作用は?注意すべきことは?
マイヤーズカクテル点滴は、元々からだに存在し、食事などでに含まれるビタミン・ミネラルといった栄養素の点滴なので、副作用が非常に少ないのが特徴です。
大きな副作用の報告はありませんが、過去にアレルギーの経験がある方は主治医にご相談ください。
針を刺した部位の痛みや内出血が起きる場合がありますが、軽度な場合は短期間で改善するので問題ありません。点滴が始まって強い痛みがある場合は、薬剤が血管の外に漏れている可能性があるので、すぐに医師やスタッフに伝えるようにしましょう。
また、ごく稀に、血管痛を予防する成分を配合しないなど、正しい施術方法を知らずに点滴をしているクリニックも存在します。点滴療法研究会では、点滴の講習を提供し、必要な知識を持った上で点滴を行うように、会員医師と共に取り組んでいます。心配な場合は、点滴療法研究会の検索サイトから、お近くの会員クリニックや、認定医資格を持ったクリニックを検索してみてください。
・健康保険の対象外となります。
・薬との併用については主治医とご相談ください。
・その他以下の場合も主治医とご相談ください。
重篤な体調不良がある場合。妊娠中の女性、子供
どのくらい点滴するの?気になるお値段は?
うつ・不眠症改善の効果を発揮するためには、通常週1回以上の点滴が必要と言われています。治療の期間は症状によって変わりますので、担当医師と相談しましょう。
自由診療なので、費用は各クリニックでさまざまですが、目安としては1回5,000円から15,000円程度です。
クリニックの場所や、患者さん一人一人に対する時間のかけ方、点滴するスペースの取り方なども料金に影響します。都心の一等地のクリニックと地方のクリニックとでは、料金に差がでることもあります。初回は初診料もかかります。 医療の質や点滴の内容、場所や通いやすさ、そして費用も含め、総合的に検討して続けやすいクリニックを受診することをお勧めします。
うつや不眠症の回復に効果が期待できるマイヤーズカクテル点滴。
ぜひ一度、医療機関にご相談ください。