エキスパートインタビュー
水上 治 【経歴】 弘前大学医学部卒。北品川総合病院内科、東京衛生病院内科、同健康増進部長を経て、健康増進クリニック(http://www.kenkou-zoushin.com)院長。元東京女子医科大学非常勤講師。東京医科歯科大学にて医学博士、米国ロマリンダ大学にて公衆衛生学博士。クリニックでは、超高濃度ビタミンC点滴療法など先進補完医療、予防医学に従事。 日本オーソモレキュラー医学会理事長
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1.点滴療法を始めるきっかけに付いてお聞かせください。
「40年近く前に、ライナス・ポーリング博士の論文を読んだことがきっかけです。」
2.点滴療法をどこで修得しましたか?
ライナス・ポーリング博士の高濃度ビタミンC点滴療法を、40年近く前、早速勤務先の病院で始めました。 2007年点滴療法研究会発足前には、柳澤先生に声をかけて頂き、情報を頂いて、超高濃度ビタミンC点滴療法を再スタートしました。
3.点滴療法の師匠はいらっしゃいますか?
ロナルド・ハニハイキ先生です。
4.点滴療法の得意分野は?
癌に対するビタミンC点滴です。医学部を卒業した時から取り組んでいる、いわばライフワークです。
5.これまで印象に残っている患者さんについてお話ください。
見事な臨床例としましては、肺癌80歳代の男性の消失例がありますが、その他多数の方々の症例があります。当院ホームページをご覧ください。
6.健康増進クリニックについて
『健康増進すれば、どんな難病でも治る希望があるはずである』というスタンスで、2007年都心に設立しました。超高濃度ビタミンC点滴療法は、年間9000件ほどの治療・臨床実績を持っています。
また、免疫療法・温熱療法・ラドン浴・鍼・漢方・サプリメント・ライフスタイル指導その他、組合せて治療を行っています。
7.今、一番興味のある点滴療法は?
やはり、高濃度ビタミンC点滴です。患者さんたちから嬉しいニュースを聞くのが楽しみです。もちろん皆がうまくいくわけではありませんが。
8.点滴療法を始めたばかりの方へのメッセージをお願いします。
教科書には載っていなくとも、エビデンスレベルは高いものがそろっていると思います。補完的に日常診療に使えるものばかりですので、積極的に使われることで患者さんに喜んでもらえると思います。
9.点滴療法研究会の今後の展望についてお聞かせください。
医療の現状に満足できない医師たちに、どんどん入ってきていただきたいと思います。今後の発展を大いに期待しています。